2008年03月02日(日) |
舞台「からっぽの湖」 |
久しぶりに演劇を見に行きましたよん。美輪さんの「黒蜥蜴」以来ですね。 もちろん、ラーメンズ片桐仁目当てです(笑)が、松尾貴史さんも好きですし、田中美里さんも好きですし、坂田聡さんはジョビジョバの人ですし、G2さんプロデュースだし、楽しみな舞台でした。
ざっとあらすじ:野間口湖に20年前に一度だけ出たノッシーの20周年記念として雑誌社から取材に来た記者・斉藤とノッシー唯一の目撃者の息子・進藤と地元で喫茶店を営んでいる山口、出戻ってきた女・安部の4人は野間口湖の畔にやってきた。ノリノリな進藤と安部、なんだか暗い山口、取材しながらも今ひとつ乗り切れていない斉藤。斉藤が今夜泊まる予定にしているペンションのオーナー・青木はファンタジーに取り付かれ、ペンション復活のために改造までした男。(進藤、山口、安部、青木は同級生)そこへ青木が野間口湖へやってきた奇特な観光客と共に登場。観光客は梨田湖で出たというナッシーの研究者・鶴岡、ノッシーの20周年を祝い駆けつけてきたという。しかし、そんな鶴岡につかかっていく山口。不穏な空気が漂ってきたところに肩に翼をつけ、ライフルを構えた怪しい男・島野が来る。7人それぞれの過去を巻き込んで話は進んでいく。そして夜が明けたとき・・・。
まず、話が面白かったですだよ。誰も本当はノッシーなんて信じていない、青木だってファンタジーを信じてなんかいない、ぐちゃぐちゃでおも〜い過去ばかりで夜が明けたって本質的には問題は解決なんかしないけれど、それぞれが前向きになれるっていう面白くて切なくて暖かい話。 松尾さんの胡散臭さがまたいい。あぁ、この人心がないなぁ〜(役がね)って。ぼくさきさんも初めて知った人だったけどよかった!舌足らずでアニメ声、どこか少年っぽさの残るでも、どこかおばさんの様な・・・。でも、一生懸命な斉藤を好演(でもそこに滑稽さが漂うような)。見た目と違って男勝りな安部役の田中さんも驚くほどはまっていて良かった。っていうか、全員良かった。くら〜〜〜い山口役の菅原さんも(パンフの顔とぜんぜん違っていて驚きました。眼鏡はずすと美人キャラみたいで面白かった)、異常にテンションが高いけれどその裏に過去を背負っている進藤役の坂田さんも。良識人ながらもナッシーに取り付かれた鶴岡役の久保さんも老人フェチの私の心を鷲掴み!(そんなにお歳の方ではないと思いますが) まぁ、もちろん仁さんも!!!眼鏡はずしていてまた良し。一番トリッキーな過去を持つ島野。なんか島野だけ一般人ぽくないの。でも、中盤から馴染んじゃって一番普通の常識人に見えてくるから不思議。そして最終的にはやられキャラ(笑)。また仁さんの舞台、見に行きたいと思いましたね カーテンコールで仁さんのマトリョミンの演奏が聴けました。坂田さんに茶化されながらも必死な形相で演奏する仁さん、よかったです。松尾さんが主にしゃべって仁さんが突っ込む(かなりなよなよと)。なんか全員仲がいいんだろうなぁ〜。
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