TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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恋の行方

深夜 突然の雨に
君の手を引いて
駆け込んだカフェの軒先

君の髪が濡れて
黒いTシャツが
さらに黒くなった

その腕を引き寄せて
唇を重ねた

驚いた君は
一瞬身体を硬くしたけれど
何も言わずにいた

きっと
あの時から
君は気づいていたんだね







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