桜の花びら
早瀬桜姫



 自分がバカだったんだなとおもった事

授業中になんか思い出しちゃいました。昔、私は何でも信じる子だったと…。

それは小4のとき。私はアメリカにまだすんでおりました。その頃土曜日には日本人学校などというものがあり、日本人の子はたぶんほとんどいっていたことでしょう。とある日、お母さんの年齢の話になりました。みんなのお母さんは30代後半から40代前半ぐらい。そんな話でもりあがってました。そして、
“桜姫ちゃんのお母さんは何歳?”
ととある少女Aが聞いてきました。私はこう答えました。
“あのね、34歳”
みんな若いねぇといってくれまして、私はそんな母が(少し)誇りでした。
“若くて綺麗なお母さん”とおもってました。
それをずーっと信じていた私。でも、その夢(?)は壊されました。
それは、(多分)その年の冬…。叔父・祖母が遊びにきたときのことでした。私は、幼かったので、
“おじちゃん何歳?”3
“34歳だよ”
“え、お母さんが34歳なんだよ”
“えーへへへへ”とみんな笑い出しました。
その後私は母が年のサバをよんでいたことを知りました。その時のショックははかり知れません。
でも、“お母さんとおじちゃんは7歳離れてるんだよ”といわれてもなおわかんなかった私でした。あほじゃん!しかも何も考えないで生きていたことがまるわかり!そう、私は何も考えないばかな子供でした。今もだけど…。


2001年11月21日(水)
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