mao&angieの日記
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勤務中、ときどき、社員さんが通達として、印刷物を配る事がある。 大概は仕事の事で緊急を要する事なのだけれど、今日の通達物は見た瞬間、 息を呑んでしまった…
癌の為入院していたある人が、亡くなったとの知らせだった…
彼女は私と親しくしてて、土日のお昼はいつも一緒で、日曜日はみんな同じ時間に仕事が終わるので良く、もう一人Sさんと3人でお茶していた。
病気の事も知っていた。 転移性の癌で、転移先は治療しても、根本がわからずに治療が出来ないのだということも。 それでも、身体が辛くてもいつも彼女は笑顔だった。 旦那さんに先立たれて、二人の子供さんを育ててきたお母さんで、きっと最後の最後までがんばったんだろう。 下の子供さんも進路が決まって、少し安心して旦那さんの元へ旅立ったに違いない。
そう思わなければ、悲しすぎた…
私の事もいつも逢うたびに「彼とはデート出来たの?早く、ご両親に挨拶してもらって安心させて上げなきゃ。(笑)」って心配してくれた。 彼女にステキな報告をして元気付けてあげたかったのに… 間に合わなかった…何もしてあげることが出来なかった…
後悔先に立たずって言うけど…本当だ。 彼女自身にはもう、何もして上げられない。せめて、彼女の事を忘れずにいることが、彼女を偲ぶことが、私に出来る供養だと思う。 彼女の見せてくれた生き方に、恥じないように前を向いて生きて行く事、これが彼女を知っている私の出来ることなのだと思う。
今は…彼女の笑顔しか、思い出せない。
(真央)
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