1人どうでしょう前編。(読むと後悔するくらい長いよ) - 2001年08月06日(月) あまりの天気の良さに刺激されどこかへ行きたくなった。 と言っても、時間はもう3時を過ぎていたが。 あてもなく国道274号線を東に向けて走る。 はっきりとした目的地は今だ決まっていない。 とりあえず、夕張にいる後輩のところにでも行って顔を見てこよう。 夕張につき、後輩と30分ほど会話をし、メロンまで貰い、その場を後にする。 この後輩には毎年メロンを頂いているので、何かお返しがしたい。 会話の途中、帯広のスウィートポテトの話が出た。 と言うわけで、帯広まで行く事にした。 道は順調に流れていたが、日勝峠がものすごい霧。 相当視界が悪い。 一寸先が真っ白。 30km/hに満たない速度でイライラが募る。 帯広に着いたのが7時半。 道中、帯広の知り合いにこれから行くというメールを打った。 じゃ、飯でもと言うことになっていた。 はずだった。 が、返事が来ない。 10時近くまで待っていただろうか? 結局連絡が取れない。 いったい何があったというのだ? もうほとんどの飯屋も終わってしまっている。 豚丼食べたかったなぁ〜。 1人ではファミレスに入りずらい性格なもので、結局吉牛。 俺はなんで帯広にまで来て吉牛食ってんだろ? 肝心の目的、スウィートポテト。 こいつが売っているクランベリーと言うお店は9時で閉店だったのだ。 ようやく探し当てたときにはもうすでに遅し。 翌朝10時まで待つしかない。 さあ、困った。どうやって時間を潰そうか。 ふらっと本屋へ向かい、半ば衝動的に温泉を紹介している本を買う。 そして、夜中でも入れる温泉を探す。 あった。しかも無料(清掃協力金のみ)、さらに混浴と来たもんだ。 これは行くっきゃない。 だけれども、書いている地図があまりにも不親切と言うか、省略し過ぎなのだ。 持っているマップルと照らし合わせても本当にこの道であっているものか不安になる。 真夜中の国道。街灯もない国道。1人っきりのドライブ。細かい霧雨を振り払うワイパーのモーター音。不安にならないわけがない。 ずうっと音楽をかけていたが、ラジオに切り替える。 人の声を聞くと安心するよね。 途中から砂利道に変わり、ますます心細くなる。本当に合ってるのか? 迷いながら走ること2時間。ようやくたどり着いた。 しかしそこは真っ暗。本を良く読むと回りに街灯のようなものはないと書いてある。 聞こえるのは滝のような音のみ。 車はわりとたくさんとまっているが、人の気配がしない。 バイクも置いてある。 先にキャンプ場でもあるのだろうか? 懐中電灯も持っていないので、どうするか考える。 熊でも出たらシャレになんないな。 …………。 や〜めた。 ここまで苦労して来たのはなんだったんだ? 泣く泣く引き帰す。 幸いラジオから聞こえる伊集院光氏の愉快なおしゃべりが、僕の下がりきったテンションをなんとか押し上げてくれるのでした。 つづく。 ...
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