Mother (介護日記)
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2002年01月09日(水) 自動消火

母の石油ヒーターには、ご丁寧に名前が書いてある。
去年、入院するまでは自分で使っていたものである。

つけることはできる。 消すこともできる。
しかし・・・

このヒーターは、つけてから3時間で自動的に消える。
延長できるボタンがあるが、わからない。
延長を問うピーッという音も、母には聞こえない。

灯油はコワイから触ってはイケナイ、と自分で承知しているので、
ヒーターが自動消火されると、母は私のところにやってきて
「灯油が切れたので入れてもらいたい」と言う。

ヒーターの蓋を開け、灯油の入った重いタンクを持ち上げさせ
「灯油はまだ充分に入っているから。」と認識させる。

3時間で切れることを何度教えても、理解できない。
「3時間待てば、またつくの?」 などと、見当違いなことを言う。ヽ( ′ー`)ノ 

緑のランプが点滅していて、自動消火されたことを表している。
これを1回押すと、点滅が消えるので、つけたい時は、もう一度押し直せば良い。

私たちにはとても簡単なことなのに、母にモノを教える事の難しさ。

すべて、紙に書かなくてはならず、書いても理解できるかどうかはわからない。

私たち家族の方が、
書くことによって、母について気をつけるべきことを再確認しているような形だ・・・

石油ヒーターよりも、エアコンの方がいいだろうか?
リモコンが複雑では困る。
タイマーなんて使えるわけもない。
『つける・消す』 と 『弱い・強い』ぐらいの単純なつくりであって欲しい。


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