今日は、我が家のちび猫共一のべっぴんさんが、どぼんの旦那に身請けされてゆくおめでたい日。 だけど、そんな晴のムードとは裏腹に、私はここんとこ暫くおセンチきぶん。
手放すことに関しては相手がどぼんねえさんなので安心して託せるのだけど、 ただ、 しあわせそうに母猫のおっぱい吸ってたり、 兄弟猫たちと転げ回って遊んでたり、 安心しきって母猫に毛づくろいされてたり、 重なりあってすやすや眠ってたり、 そんな光景をみるたびに、ここから引き離して独りぼっちで 遠い知らないとこに連れて行く、なんて なんて残酷なことをしてしまうのか・・・・と。 ごめんよう、ごめんよう、
出かける用意の為に猫キャリーを出してきたら ちび猫4匹大集合、うわーい新しいおもちゃだー。 出たり入ったり出たり入ったり出たり入ったり、ひとしきり大運動会。 そしてもらわれっ子ちゃん、母猫兄弟たちに最後のお別れをして (もうこの子たちとも2度と会うことはないんだね・・・ううう・・・) ひとり、キャリーに入れられフタを閉められる。 突然の展開にきょとんとした様子に、また胸が痛む。ごめんよう。
この日の為に、わざわざ仕事を休んで付き合ってくれたうでさんが車でお迎え。 ありがとうありがとう。 外出も初めてなら、車に乗るのももちろん初めてのちび猫。 ゲロとか吐かなきゃ良いけど・・・大丈夫かなあ。 初めのうちは、まだ状況が飲みこめていないのか、変わった様子もなくおとなしくしてたのだが そのうちか細い声でみゃあみゃあ鳴き出した。 でもまだあやす指にじゃれ付いてきたりしてるので大丈夫みたい。 と、おもったらなんだか落ち着かない様子でペットシーツを引っ掻いたり その場をぐるぐる廻ったりし始める。 こ、これはもしや? おしっこかな、おしっこだな、うん、おしっこだといいナァうわあうんちだったあ。 いや、汚しはしなかったけどニオイが。 うでさんゴメン。 暫定命名「ゲーリー」に。(正式名はどほんさん命名「メチャ」)
そして無事、どぼんさんち到着。 キャリーから出すととりあえずニオイ確認でそこら中を嗅ぎ廻る。 と、そこに! どぼんさんちの暴れん坊将軍、ちびた登場!
キシャー!!!
両者尻尾を3倍に膨らませての大威嚇合戦。キリがないので水入り。 ちび猫、精一杯毛を逆立てながらもガタガタ震えてて、ううう・・・怖いよねえ、ごめんよう。 ちびたもびっくりしたんだろうなあ。ごめんねえ。
その後約3時間、一時ちびたが譲歩の素振りを見せたかとおもわれるも、 お嬢ちゃんのかたくなな態度は硬化するいっぽう。 シャーシャー言いあいながらついには猫パンチも飛び出し、状況は困難を極めた。 毎日ニャーとあそんでグーとねて、またニャーと遊ぶだけの お気楽な日々を過ごしてきたお嬢ちゃんにはひじょうに厳しい試練。 ずっと緊張のしっぱなしでさぞ激しいストレスだろうなあ、うう、ごめんよう。 ちびたにも苦労かけるねえ。
だがしかし、いっこうに進展することのない状況に業を煮やしそして腹を空かせた人間は 「ここはひとつ若い2人にまかせるということで」 と、ひとまず戦線を離脱することに。 ちび猫には、達者で暮らせと言い聞かせ、 ちびたには、宜しく頼むと一言告げ、 後ろ髪引かれる思いで階下の焼肉屋にGO! にーくー。
久しぶりのニクを喰らった後、 どぼんさんに「どうぞよろしくおねがいします」と頭をさげ私とうでさんは帰路へ。
と、とつぜん携帯の着信音が。 もしや猫共の身になにか!?
「キャリー忘れてるって」 「あ。」
マンションの入り口までキャリーを届けてくれたどぼんさんによると、 双方状況に変わりはなし、とのこと。そうかー。 これからしばらくは、どぼんさんもたいへんです。 ほんと、どうかよろしくおねがいします。 2匹がはやく仲良くなってくれると良いです。 2匹が仲良く寄り添ってスヤスヤ寝てるトコとか見れたら泣くかもしれぬ。 そんな光景が一日も早く見れますように。
で、ウチ帰ってきたら今まで4匹いたちび共が、当然3匹しかいなくて ずーんとキた。うううう、さーみーしーいー。 まあ、親猫が必死で捜しまわってた、とかないだけよかったけど。
いまごろどうしてるかなあ。
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