たまーに書く事無い日、自分が中高生だった時に 書いた戯言を書くよ。
白い世界
険しい地には人が横たわり
嘆き苦しんでいる
卵を抱えながら戸惑うのを
鳥になった君が見下ろす
君の周囲だけに広がる歪な空が
地に薄暗い光をおとし
かわたれ時を偲ばす
天と地をつなぐ二枚の壁には
下の世界を見下ろす窓が四っあるが
臆病な人間達は誰も近づこうとしない
地上には一際大きな卵に伸し掛かり
もう一人の自分の存在を受け入れられずにいる者や
小さな卵を傍らに置き
生まれることの出来ないもう一人の自分に打ち沈む者がいる
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