騎馬民族

2002年06月05日(水) 妙な世界

に入り込んだかのようだ。

アフリカへ毛布をおくりたくなった私達。
行った事も無い国にどうしてこんなに毛布を
おくりたいのだろうか。

今日はミトさんと二人で地域を回ろうと思った。
一軒めは最近リニュした大きな駅。
掲示板の場所が無いのでダメだって。
うーむ。

2件目
そうだ。さえ母の行ってる美容室にいっちゃれ。うししし。
10年前、私も行ってた美容室であーる。
昔、私の髪を切ってくれてたお姉さんもいて
久しぶりに少しお話をした。
図々しくも先生をお願いします。等と言うと
先生が出てきた。

親の苗字を言い、毛布の協力をお願いした瞬間に
大きな声で「余ってる毛布あったら言ってね!」と
美容師さんに声をかけてくれ
「毛布があったら電話すれば良いのね?」と言ってくれた。

それから何かが変わりだした。

次に行った場所はお寺。
理由は近くにあったのと、私のイメージでは
お坊さん達は毛布をひいて寝てるような気がしたから(笑)
一休さん的イメージ。

夜の20時に開いてる訳が無い。
しかし、図々しくもチャイムを押す。
そこで出てくれた僧侶の奥様、
話を聞いて「30分後に又来て欲しい。」と言ってくれた。

有頂天になった私。
「でわ、これから近くの駅に行ってポスターのお願いしてから
又来ます!」

言わなくていーっちゅうの。

近くの駅に行った。
切符を切るおじさんに主旨を話した。
開いてるスペースに貼っても良いよと言ってくださったので
昨日、看護婦さんと作ったポスターをデデンと貼らせて貰った。

30分経って、お寺に行き、もし毛布が無くても構わないと思った。
探してくれただけでも有難いと思った。
行き成り尋ねた私達の話を聞いてくれただけで良いと思った。
...ところが。

出てきた奥様は4枚もの毛布を持ってきて下さったのだ。
名前も言わない私達に。

有頂天も限界に来た。
そのまま近くにある、大きな宗教団体さんへ行った(爆)
もちろん生まれて初めて踏み入れた所である。

そこから響く音色があった。
障子を開けてみると男性達7.8人が雅楽の練習をしていた。
受付も無いようで練習をしている人達もいたので
障子をそのまま閉めた。←マンガみたい。

そうしたら男性が一人、障子を開けて出て来て下さった。
優しそうな男性に毛布の協力を伝えた。
「どこに連絡すれば良いの?」と聞いてくれ、
自宅の電話を教え、パンフレットも5枚程おかせてもらった。

私は神楽を舞う。
神楽には雅楽が必要で、その音色もさることながら
私の口から出た言葉は「私は神楽を舞うんです。」と
6月14日に北海道神宮で舞うことを伝えると
ほほぉ♪とメモもとってくれ、私は興味のある雅楽の練習日を
聞かせて頂いた(笑)

5日、15日、30日だそうで、今度聞きに来ても良いですか?と
聞くと「どうぞ、どうぞ」と言ってくれた。

ミトさんと二人で凄いねぇ、凄いねぇと言いながら
他にどこか無いだろうかとジムニーを走らせた。
着いた場所は養護施設。
昔、私が平屋に住んでいた近所にある大きな施設である。

すでに8時40分になっていたけれど、中に入ることができた。
そこで出てきた女性に主旨を説明し毛布を提供して欲しいと
伝えると、今週の土曜日が運動会で皆居るので、その時にもう一度来て欲しいと
言ってくれた。
8日に伺うことを伝えて帰ろうと思った....。

が、私達の眼に映ったものは大きなお風呂屋さんだった。
お風呂屋さんなら仮眠の為に毛布がある筈。等と勝手に決めつけ受付に行った。

そこで出会った一人の男性は、多分店長さん。
その男性は真剣に話を聞いてくれた。
そしてその分、私達に鋭く適切にいろんなことを質問してきた。

暖かい人だった。

まず、営業時間に来ることが失礼だと言いながら
もし、お客さんが毛布を持ってきてくれたら入れる入れ物は
どうするんだ?とか、クリーニングはして欲しいとか
そういうことをポスターに書いた方が良いし、
23日に札幌を発送するなら、早くしなくちゃ行けないことなんだろ?
と言ってくれ、他にもお店の店舗があるから、そこでもできる。と言ってくれた。
他にもたくさんの情報を下さり、8日は俺は居ないけれど
誰に聞いても君達の話を分かるようにしておくから
直したポスターを持って、もう一度8日においで。と言ってくれた。

余りにおぼつかない私達だったから
良かったのだろうか(笑)

頭がクラクラした。
こんな日があって良いのか。

捨てたもんじゃ無いなぁ。
捨てたもんじゃ無いよ。

有難い。
疲れを感じていた身体にパワーが出てくるのが分かった。


看護婦さんは、今日は毛布の回収をしてくれていた。
男の子も強力してくれ皆で回収をしてくれた。

9時30分。
我が家で皆でお互いの経過を話して喜び合う。
皆、夜遅いのにニコニコしていた。

行ったことの無い国、アフリカへ毛布をおくるということで
私はなんだかたくさんのモノを頂いてる気がする。

今日、出会った人達に感謝。
23日まで頑張ろう。
思いを無にしないように。
アフリカに皆の思いの篭った毛布が届くように。

ところでアフリカってどこにあるのでしょう(涙)


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