上手く話せるだろうか?なんて考えることは一つも無いほどに、家に上がった瞬間にビールを出して枝豆だして乾杯しちゃって。 5分でタクシー来るって言ってるっちゅうのに、「美味い!!」だって。 会ってなかった4年を見てもらおうと写真の束を抱えてタクシーに乗った。
アイツ:いやぁ、今日来て良かったよ。 さえ:もう、フィナーレかい!!
4年ぶりに会ったアイツは、札幌から離れた場所で救急隊員をしていて、そんな彼は一昨年に私に黙って結婚なんてしちゃった27歳。 何であんなに仲が良かったのかわからないけど、仲が良かった。
そんな感じで飲みに行った。 山にいるから刺身が食べたいとか言ったけど、面倒くさいから地元で良いよね?なんて言えちゃうのも、そんな関係だからで。
アイツ:気ィ使うの止めようぜ? さえ:おう♪あったりまえー
しかし、やっぱり刺身を食べさせて上げたいと思ったら「刺身盛り合わせ」を頼んだのは良いけれど、それを食べ終わった後で「日本酒3杯で刺身セットがつく地酒祭り」なんて聞いたら、地酒祭りだぜーぃ♪なんて刺身を食べたいからソレに変更。
刺身が食べれたのは良いけれど、三回も刺身盛り合わせを食べちゃった日には具合が悪くなってきちゃって、そりゃぁ、お店屋さんに頼みますわ。
さえ:刺身を冷奴にして下さい(哀願 お店の人:いやぁ、見てて可愛そうだなぁと思ったんですよ(刺身ばっかりで
さえ:ですよね?ですよね? もう、ホント勘弁して下さい(涙
そんなこんなをしていたら、隣に座ってた夫婦がクスクス笑っていて。 そうしたらだんだん仲良くなって、いつのまにか4人でいろんな話をして。
帰りはもちろん(?)外まで見送ったら、旦那さんが握手を求めてくれたから、私はもちろん両手で握手。奥さんとも堅く握手を交わしていたら、一緒に見送りをしてたお店の人に「随分、仲良くなりましたね。」なんて言われて。
さえ:あの夫婦、子供が幼稚園のお泊り会だからユックリ飲みに来たんですってー お店の人:そうですか(笑)
変わらないなぁと言われた。 そんな言葉が嬉しかった。
ヤツはヤツで頑張っている。 私だってコッチで頑張っている。
うっしゃ。
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