騎馬民族

2002年09月08日(日) サクラとガーベラ

サクラは3歳の女の子。今日はサクラのおばあちゃん、アッコさんの誕生日。

さえ:サクラ、一緒にあっこさんのお誕生日ケーキ買いに行くか?
サクラ:うん。買いに行く!

玄関にて靴を履いて待ってるサクラ。

サクラ:早く、早くー。サクラ、もう座って待ってるんだよ!

ケーキ屋さんでケーキを選ぶ。
サクラは小さいので私の両足の間にスッポリ納まる。
両足の間でニコニコしながらケーキの飾られているガラスケースを覗きこんでいる。
まぁるいイチゴのショートケーキを選んでプレートには「あっこさん」の名前を書いて貰う。

さえ:サクラ、あっこさんにお花、プレゼントしようか?
サクラ:お花? ケーキとお花をあげるの?

さえ:そうだよ。お花を「あっこさん、お誕生日おめでとう」ってサクラが渡すんだよ?

包み終わったケーキをサクラが持つと言う。
まっすぐに持つんだよ?と言うと、両手でしっかりと揺らさないように持つが、ケーキを真っ直ぐに持つことの重要さを知ったようで、すぐに私に返してきた。

サクラ:お花はどこに買いに行くの?
さえ:お花はお花屋さんに買いに行くんだよ♪

お花屋さんに着く。

さえ:サクラ? サクラはあっこさんにどんな色のお花が似合うと思う?

一生懸命、見渡すサクラ。

サクラ:これ!

と言ったのは黄色いお花。

さえ:じゃぁ、それを作ってもらおうか?
サクラ:うん!

結局、その小さくて可愛いお花は菊だと判明。
もう一度サクラと一緒に選び、ピンクの可愛いガーベラに変更となった。

ガーベラとかすみ草を花屋のお兄さんが作ってくれる。

ジッとお兄さんの作ってくれる花束を見つめるサクラ。
身体が自然に動き、いつのまにか足が少しずつ前に進んでいる。最後の方にはお兄さんの目の前まで動いていたサクラ。

お兄さん:お花を上に向けたまま持ってね?

今か今かと待っていたお花を受け取り、小さな両手に持ってるサクラ。

家に着き、車を降りた瞬間に何も知らないあっこさんに遭遇。

凍りつくサクラ。


さえ:サクラ、あっこさんに何て言うんだっけ?

固まるサクラ。

さえ:あっこさん、お誕生日おめでとう(耳元で


サクラ:あっこしゃん、おてんじょーび おめでと...ぅ...

あっこさんの顔がほころんだ。
そりゃ、そうですわ。


あんな天使のようなサクラに言われたら。ねぇ?





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