騎馬民族

2002年10月09日(水) ちるちるミチル

会社を30歩くらい歩いたら八百屋さんがある。
八百屋さんからジムニーの駐車場までは60歩あるかどうか。

八百屋さん⇒居酒屋⇒銀行⇒信号⇒駐車場の順番ね。


今日は親友のおじさんの3回忌だった。
会社の帰りにお参りに行くのに何か買ってこうと思った。

八百屋さんの店頭に並んでるブドウを見た瞬間、思わず足が止まった。

瞬間。

おじさん:はい、らっしゃい!このブドウは甘くて美味しいよ!

そう言いながら、おもむろにブドウの房をハサミで切り大きな房をくれた。
こんなにかい!と思いながら口に入れると想像以上に甘くて、なんだか無性に幸せな気持ちになった。

さえ:あ、本当だ。甘くておいしいです(笑)これ一山下さい。
おじさん:はいよー


ビニール袋に入れてくれたブドウを持ち、貰ったブドウを食べながら歩いた。
このブドウ、中にタネがあってなんだか飲めなかった。

プッ。

飛ばしてみた。

プッ...プッ...プッ

楽しくなってきた。

歩きながら食べていっぱい飛ばした。
飛ばしながら超楽しくてしょうがなかった。

居酒屋。
銀行。

信号待ち。


ププッ


プッ

信号青。


プッ


プッ



ジムニーまでたどり着く頃には、おじさんのくれたブドウを全部食べ終わっていて
「タネを辿っていけば私にたどりつく」感じ。


「きっとあのタネから花が咲くぞー!!」と思うと、すげー楽しくて一人でウキウキした。

夜の暗さで何も見えなくて、そんな暗い道を歩きながらタネを飛ばしてる自分が面白かったのと、少し明るいネオンが綺麗だった。


++

親友の家には残念ながら誰もいなくて、家の中から愛犬2匹の「クレヨン」と「シンちゃん」が吠えていたので郵便うけの所から2匹に話かけ、おばさんに手紙を書いて
ブドウの袋に入れてドアノブにぶら下げて帰って来た。

++

すっかり寒くて、お風呂からあがってからコーヒーを落とし、バスタオルで日記を書くのが好きな私にとっては厳しい季節になってきた。

なのでストーブ始動♪

こうしていると冬を思い出す。
キーボードを打つのを止めてカーテンを開けると外が白い夜。


もう、北海道は冬の足音が聞こえそうです。


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