騎馬民族

2003年04月05日(土) 心がほどける

私より10歳年上のお姉さんは、逢うたびに私の心の底にあるものをほどいてくれる。

楽しい話から始まって辿り着くのはやっぱり心に今ある「何か」についてになっていくのだけれど。
それは時には惨めだったり、怒りだったり、責めだったりの話。
そんな私の話を一つずつ丁寧に聴き、頷き、そして確実に受けとめてくれる。

こんな私で良いのだろうかと思うことも、こんな考えで良いのだろうかと思うこともぜーんぶ暖かく包んで聴いてくれる。
そして、先に進む道を教えてくれる。

心がほどける思いができるのも全部、皆のお陰だと思う。
「皆」というのは、誰とか固有名詞ではなく「全てのもの」という意味だ。


皆に全てを教えて貰って生きている。

++

自分を見つめるという事は「表面」では無く「表面の一個下」でも無く、ずーっと奥の奥にある誰にも言えない気持ちのことだと教えて貰った。
自分と向き合うとは、深い所にいる自分と向き合うことだと思った。

深い所にいる私の心は綺麗なものばかりでは無い。
本当は悲しいんだよと泣いてるのとか、本当は何にもできないんだよと思ってる自分だとか、誰かに寄りかかりたいと思ってたりとか。

そんな自分を真っ直ぐに見て、誰かに吐き出すことでもっと自分がわかっていくんだと思った。

そうしてくことで人に優しくなれるような気がする。
本当の自分を見つけて見つめることで優しくなれる気がするんだ。



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