日だまりに咲く

2008年01月15日(火) 御神樹

足を地に着け根を深く下ろし 大地とひとつになりなさい

幹をしっかり太くして 枝葉は空に大きく伸ばしなさい

日を存分に浴びて 雨露で心清め 風通しよく

囲ったり覆ったり傾いたりすることなく

自然と一体になって生きなさい

幾多の歳月の中で得た実りは 欲張らず大地に返し

柔らかく深く地を肥やしなさい

水を蓄え 養を分け与える 地の肥ゆるは森羅万象の糧

やがては自らに返り さらなる実りをもたらすでしょう

大きく根ざしたものが安らぎを与え 憩いの場となるでしょう

時には風雨をしのぐ傘となり 暑さを和らげる木陰を作り

穏やかに眠る営巣を守り抱く

そこに溢れるは 生命-いのち-

自らは御神樹-こだま-となりて すべてを深く愛しなさい


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里伽 [MAIL]