紅い猫の落とす影
生きた記録夕方明け方


2001年09月24日(月) 無意味だと解っていながらやめられず僕は繰り返す

僕の胸に刺さった棘は

確かに抜いたはずなのに

何故かチクチクと痛み

僕の涙腺を刺激する


僕はその痛みに耐えられず

少しでも忘れるために

自ら体に刃物を向けて

血液を流す


でも血液はすぐに止まり

新たな傷が

僕の胸に棘を刺す


そして

また僕はその痛みに耐えられず

新たな傷を体に刻む


こうして僕は

いつまでも

生き続ける


胸に棘を刺したまま










傀儡

My追加