紅い猫の落とす影 生きた記録|夕方|明け方
本当の僕が縛られているような気がする。 僕は誰よりも寂しがり屋なのに だけど僕は上手く表現出来ないから みんな僕を独りにする。 仲間はずれのような虐めではなく みんな気を使って独りにさせてくれる。 みんなの優しさは 僕にとっては苦しくて。 僕は他人の優しさにも素直に喜べず いつも自分のことしかなくて。 僕の中で僕は 世界でいちばん可哀想で 世界でいちばん可愛くて。 ごめんね いつも「僕が、僕が・・・」って。 だけど僕を独りにしないで。 寂しいのは辛いから。 独りで居るのは怖いから。
傀儡
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