メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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空港SHAKE無意味DOWN |
2003年08月31日(日) |
空港のロビーで君をさがした ドラマみたいにいかない 君が見つからない 端から端まで走り回ったけれど 君はいない
映画のシーンみたいに 駆け寄って抱きしめる そんなの現実にはありえない 時間だけがせまる
僕が君を捜しているみたいに 君も僕を捜していたらいいのに きっと思いもしないで 荷物を預けてゲートをくぐるころ
展望デッキで せめて君を見送る 窓から僕の姿は見えるだろうか それより窓から外を見るだろうか
大きな音をたてて あっけなく点になる 現実なんてこんなもの 愛の歌なんてそんなもの
階段を降りながら 帰りのモノレールまでが空しくて 帰りのモノレールはもっと空しくて 乗り継ぎの電車は更に空しくて 駅におり立てば更に空しくて
未消化のままの感情が もやもやと残ってる 帰りに寄ったバーガーショップで なんだかひどく惨めになる
コーラが空になるころ 携帯が鳴る
突然ドキドキして ちょっとだけ気分が逆流する
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