メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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君に手を握られて 風が止まる瞬間の 海の囁きのなかで 遠い記憶さえ やさしい潮の香りになるのを感じた
よせてはかえす波のように 胸の鼓動が君から僕へ
息を止めたままふたりのリズムの 甘い目眩は僕から君へ
世界でいちばん やさしい やさしい KISSが生まれた
黄昏の魔法は 切ない自然の香水を撒いて 砂浜に2人の影を残す
絡み合う不思議さは 純粋なミルクの舌ざわり そしていつのまにか 新しい癖に気付く
風はとまったまま 風はとまったまま 波はただうたう
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