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メロディの無い詩集        by  MeLONSWiNG
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白い部屋 2003年10月17日(金)


境界線がわりの壁に遮られて
言葉を止められる

本当のところは
心の中がわからない

君はたしかに微笑んでいたけど
この心の寂しさはどこから

だからこっそりここから離れて
三日月の下で煙草を吸った

聴いたことのないうたを歌う
淋しげな声がどこからかきこえる

君を生かしておくために
太陽はあそこに沈んだ

君を殺そうとして
月は雲に隠れた

光なんて残酷なもの
音なんて惨いもの

そして僕たちの肉体など
意味のないものなんだ

なのに歌おうとしている
君の無意識の欲望は
僕よりも素直なやさしさ

僕は壁に挟まれて
また自分を疑ってる




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