メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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うす暗い闇の中で 君の匂いを確かめた 持ち上げたライン くぐってしのびこんだ
触れたときにわかった それは出来すぎた運命 何一つ考えなくても そこに辿り着ける
引き返せないのに 全てほどく心のままに もっと もっと もっと 深く
君のねだること わがままな 温もり もっと もっと もっと きつく
脱いだ服にしみついた 僕の匂いを抱いて 顔を隠して君は 聞こえない波の音きいてた
もう一度 そしてまた明日 少しずつ そして確実に 心の傷みほどいてみよう 越えてみせるから なにもかも
小鳥みたいに 何度もかわして ずっとみつめあって 痛いこと 胸に預けて
いま何よりも切なくて その切なさは 大きな力になって これから見ることの出来る 綺麗な予感を叶える
君の誇りたいもの 君の抱きしめたいもの 顔を触って 額を寄せて 明日につなげる
明日につなげる
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