メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
INDEX|前の詩へ|次の詩へ
唇とがらせて むっとしたまま 何も言わなくなって 下を向いて 黙々もぐもぐ 意地を張ってる君
僕はニヤニヤしながら 目をそらさずに じっといつまでも見てた どこまで我慢できるかな 視線感じたまま いつまで黙ってられるかな
取り分けて残ったサラダ もう一口分 こっちの皿に移す君の 口の下に しっかりとソースの跡 可笑しくて 立ち上がって 紙ナプキンで拭いてあげた
そこで笑ってしまったから 今夜は君の負け
デザートが来る頃には 終戦協定が結ばれて 他の店より大きな器の 話をしながらもう忘れてる
そんな君でよかったと いわなかったけどね いわなかったけどね
でも思ってた
|