メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
INDEX|前の詩へ|次の詩へ
彼らは言いたい放題 そして考え方の違いを残し だけど笑顔で 別れていった
ぼくはそんなに 誰かを憎めない きみもそんなに 誰かを恨めない
ぼくらはそこにいて 孤独なだれかを みていたけれども 君の抱きしめた想いは その人に届かない 僕のかばった言葉は どこにも響かない
寂しくなった僕らは 夜の街をふたり歩いた こんな気持ちは きっと伝わることはない
手を握った
ぼくたちはそこにいるけど 伝わらない想いは 何もないと同じなんだね
わかってもらえぬまま ふりきれない心 終われないこころ 秋の空に 血の色が滲む
|