↑↑how do you feel ?↑↑
My追加






メロディの無い詩集        by  MeLONSWiNG
メロディの無い詩集        by  MeLONSWiNG
INDEX前の詩へ次の詩へ


CARAMEL 2004年07月02日(金)


停まった車の中で
時間まで眠ってた2人
潮風が時間を洗ってく

水面をかすめて飛ぶ
海鳥の唄が
君の記憶をまたつついてゆく

肩にもたれて
忘れじの呟きを
僕と君の未来のテーブルへ
このひとときを乗せてしまおう

もう太陽はこんなに高い
とけかかったアイスの上
包むように流れた
キャラメルが甘く滴る


どちらかが言い出すまで
会話はとぎれたままで
手のひらだけが繋がってる

夏の日差しに灼けた
ハンドルが熱くなって
焦げた心を加速させてゆく

肩にもたれて
あの日の曲を聴いた
僕と君の昔の記憶は
今よりクールで乾いていたね

今、太陽はこんなに高い
とけかかったアイスの上
包むように流れた
キャラメルが甘く香る

真昼のアイスの匂い
キャラメルと混じった夏の日


melonswing |HOME PAGE