メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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停まった車の中で 時間まで眠ってた2人 潮風が時間を洗ってく
水面をかすめて飛ぶ 海鳥の唄が 君の記憶をまたつついてゆく
肩にもたれて 忘れじの呟きを 僕と君の未来のテーブルへ このひとときを乗せてしまおう
もう太陽はこんなに高い とけかかったアイスの上 包むように流れた キャラメルが甘く滴る
どちらかが言い出すまで 会話はとぎれたままで 手のひらだけが繋がってる
夏の日差しに灼けた ハンドルが熱くなって 焦げた心を加速させてゆく
肩にもたれて あの日の曲を聴いた 僕と君の昔の記憶は 今よりクールで乾いていたね
今、太陽はこんなに高い とけかかったアイスの上 包むように流れた キャラメルが甘く香る
真昼のアイスの匂い キャラメルと混じった夏の日
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