メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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雨時々晴れやがて曇りのち晴れ |
2004年07月06日(火) |
愛なんて運命じゃなくて 木々が育つように自然の成り行き 飾りたがるのが僕らの悪い癖 風が強くて塵が目に入った 涙が流れた 痛い
でも明日の今頃はそんなこと忘れてる
君を抱きしめていいかい 言い訳はキライ 強引な納得は ときにやわらかな優しさより 暖かく感じられるもの
もう明日のことなど考える事はない
悪い所ばかり目について 意地悪な言葉の雨が降る きっと酷い顔 きっと嫌な声 太陽が隠れたのは僕たちのせい
海も知らない顔をしているし
立ち止まっている2人に おかまいなしに 街の人々は急ぎ足で通り過ぎてゆく 小さな声は聞こえない
昔、些細な事で喜んでた そんな想い出が踏みつけられてしまいそう
音楽を止めて 鳥の声を聞いた 音楽を止めて 潮の音を聴いた 音楽を止めて 心臓の音を聴いた まだまだまだまだ 残っているのがわかる
この街は静かに変わる 君は僕を静かに変える 瞳の中に大きな錯覚 それはやがて真実にもなる
雨 晴れ 曇り 晴れ
それは明日あらためて感じて でも生きているから 優しくなれないときもあり それはそれ けれど 夜は夜
眠るときには呼吸の音
それが愛しくて 静かな風が 窓から入ってくる 心配しなくても 2人は寄りそったまま 星が動くのも気付かず 月が傾くのも気付かず 寝返りをうって 朝を呼ぶ
大丈夫
大丈夫
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