メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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どこからどこまでが 見栄とか虚勢で どれほど深く心に つまらない欲望があるだろう
あなたの話の半分以上は 人を抑えつけるために語られてる あなたの未来の大半は 過去の思い出話に溢れてる
哀しい話をしよう 自信に満ちあふれたプライドが 裸の王様であり続けるためには 認めないで 屈しないで 恥をさらして生き続けること
笑う群衆 あきれる聴衆 終わらない哀れな ブルーズは空しくこだまする
そこにひとつの可能性があっても それは誰かを傷つけている 開き直ればいつの日も 譲られた道の真ん中に泥水がはねる
うまい話など存在しない いやらしい言葉だけがあなたを擽る きっと部屋を出ていったのは 少女達だけじゃない 過去の夢も一緒だ
懐かしむだけの人生 過去に縋ったままで努力を忘れて 誰かの力を借りて 情けなく生きてゆく
それはそれは情けなく
涙ぐましい嘘と虚栄の中で
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