メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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僕達に出来る せめてものこと この細い橋から 落ちないように
渡りきる手前 手探りで何度も 引き寄せ合って 気を失いかけた
音の無い世界 沈黙の世界 その愛しさに 街を彷徨いながら 『現在(いま)』に口吻けた
僕達の後ろ 眩しい騒音と 通り過ぎる普遍 闇を取り残す
奇跡と必然 描かれた童話 誰かを傷つけずに 終わらぬ夢を見る
声の無い叫び 切なさの嗚咽 その苦しさに 身体軋ませて 触れ合い続けた
音の無い世界 沈黙の世界 その愛しさに 街を彷徨いながら 『現在(いま)』に口吻けた
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