右腕のブレス
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2003年12月24日(水) 道草しすぎたね

メリークリスマスです。
もう25日なんですね。
昨日までの騒ぎようが嘘のようにお正月の準備に追われてるスーパー見てると日本の年末は忙しいなwって思います。

さて,イブの話。

気づけばクリパに変更されてた。
クリパにしようと言ったのはグミだった。
突然だったから,2人とも知ってる暇な友達を2人呼んで4人。

我が家でやる予定だったけど,前日アコと飲んでるから片づけが大変。
夕方,グミから電話があって少し遅くなったけど買出しに行った。
車中で「なんか怒ってる?」って聞かれた。
たまに言われる。僕の電話の声は怒ってるように聞こえるらしい。
すごく心配していたけど,「怒ってないよ」と言っていつもの笑顔が戻ってた。
スパークリングワインとビールとおつまみとケーキ。
少しだけクリスマスっぺー事するか?ってことでPCに入ってるクリスマスソングをかける。で,ウダウダと飲みながら話すことはいつもと同じ。
飲み会やってよとか昔付き合ってた人の話とか。
気づけば日付は変わって25日。
朝早くから仕事があるからグミだけ帰ることに。

家のすぐそばまで送っていったら。
「寒いしここでいいよ。」
「いいよ。もう少し送ってくよ。」
片方の手袋をグミに渡して,もう片方の手を握ってコートのポケットの中。
「手袋作戦じゃん。私にしてどうするのよw」
「そうだなぁ〜,もうばれてるからなぁ〜これじゃ口説けないなw。」
「もう何言ってるのよw」
「何って,好きな人を口説く方法を考えてるんじゃんw」
「えっ?」
「俺,グミのこと好きやで。」
「ありがとう」

そのあと,何しゃべってたんだっけかな。
グミはうつむいたまま。
道間違えたりしながらグミの家まできた。
「本当は2人で会いたかったんだけどな^^;自信家の俺でも少し俺じゃ駄目なの?って不安になったよ」
「2人で会うのが怖かったの。のらくはどこまで本気で言ってるのか分からないし,これ以上1人で好きになってくのが怖かった。」
「ありがとな。なんのプレゼントも用意してないや。せめて思い入れのないブレスレットをあげようかって思ってたのに机の上に置いて着ちゃったよw口説き文句まで考えてたのにw」
「何それw」

ラッキーカラーがシルバーってたまたま何かの占いを見たときに衝動買いした。
本当に何も無かった。思い出なんて詰まってないし。お気に入りだったけど,特別なものじゃなかった。グミと会うたびに少しずつ思い出が増えていって。今僕の右腕にあるブレスレット。女の子にはごつすぎるけど。僕だけのものじゃなくなった。

「ブレスレット盗んだら会う口実ができるでしょw」
「そんなん無くても毎日メシ食わせろっていってんじゃんw」
「そういえばそうだねw」
「あんまし照れくさいから言わないけど,これからもよろしくな,好きだよ」
「うん。」

アパートの前で車が来る度にキスを邪魔されたりしながら。
「なんか本当に初々しい感じだなw恥ずかしすぎるぞw」
「なんでこんな感じになってるんだろうねw」

「明日仕事じゃ無かったらよかったのに・・・」
「今日休みだっただけでも良かったじゃん。」
「いつ実家に帰るの?」
「29の深夜か30日の早朝。30日の夜までに帰らなきゃいけないから,会える日ないねぇ」
「29日は早く帰ってくるね。」
「さて,そろそろ帰るわ。待ってるやつらも居るし,グミを寝かさないといけないしな。」
「うん。」

そういって,どれぐらい居たかは分からないけれど^^;


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