右腕のブレス
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2003年12月28日(日) 期間限定好き

友達に言われた。
「のらくって期間限定が多くない?」

僕らがあと3ヶ月で遠恋になるから。
2年前にリンゴと付き合ったときもそうだったから?
此処にくる時も・・・

あの時は別に遠恋では無かったけれど・・・
グミとは世に言う遠恋なのだろうけど。

出逢った頃はまだ半そでだった。
4ヶ月経って僕らは恋人同士になった。

電話の回数が少し増えた。
毎日やり取りするメールの数が多くなった。
会える回数は今まで通り。

2月になれば増えるかな?
しばらくはどちらかが忙しい。

学生だといっても流石に簡単に休めない時期になってきた。
3月いっぱいまで予定は詰まってるし。
一応,相手は企業だからね^^;

それでも,時間は作れる。
学校からならグミの家まで5分も掛からない。
僕の家からでも車で5分。

こんなに近い距離に居られるのはあと少し。

そんな事は分かり合って僕たちは恋人になった。
4ヶ月も悩んだ結果。

好きになっちゃいけないと思うようにしていた。

そう言われた時,なぜか少し安心した。
僕もそう思っていた。

それでも,僕たちの結論は違った。

今まで,そうやってお互いの考えてきた事を隠してた。
それでも,気持ちは出てしまうものだから。
それでも,気持ちを誤魔化してきた。

今は恋人はいらない。笑いあえる友達が居たらそれでいい。

お互いがお互いに送った言葉。
まだクリスマス前なのに輝くイルミネーションを見ながら。

それでも気持ちは隠せなくて。
それでも好きな人と一緒に居たくて。

クリスマスが近づいてきた時に
24日の日休みなんでしょ?
なんの予定も無いけどね。
いつも意地悪ばっかり言う・・・

俺も暇だよ?
前に遊びに行くって言ってたじゃん
無くなった。だから会おうか?


少し拗ねて少し怒ってた。
でも,ずっと前からそんな感じで。
ドライブに行ったときも,
グミの家でご飯を食べていたときも

きっと前から恋人同士だったのだろうね。
お互いに認めて無かっただけで,
ただ記念日を作っただけ。

ただの記念日なだけ。
ただお互いの気持ちを確認しただけ。

だけど,その日から少しだけ2人は変わったかもしれない。


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