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2001年09月13日(木) 報道写真。

今日の新聞でいっぱいNYの惨劇が伝えられていた。
TVでもこれでもかっ!ってくらいのあの飛行機が突っ込む映像とか
いっぱい見た。
今朝の新聞で煙を上げるビルとかいろいろあったんだけど、
血まみれってまさにこの事だなぁっていう女の人(ちゃんと意識はあって
座って呆然としてる)と、ビルのすごく高い所から、助けがなかなか来な
くて、まっさかさまに落ちてゆく男の人。

報道写真って見てるとその場の雰囲気が伝わってくるけど「わっ」とか
思うのはほんの一瞬で、その後はなんでこんな所撮ってんだよ・・・って
思う。あたしも写真は撮るし、仕事だって写真関係だけど、いくら仕事
だとはいえ、そこまでして撮りたくない。そういう人がカメラマンには向
いてないだろうってのならそれでいい。その血まみれの女の人が本当に
望んでいるのは無節操なカメラのシャッター音とフラッシュなんかじゃな
い。これからしばらく泣き叫ぶ人や、大ケガで助けを呼ぶ人の写真を見る
だろう。人によってはそれがすごい精神的ダメージになる人も居るだろう。

この間、SMAPの稲垣吾郎が捕まったときも結局それはどうなったか
わかんないけど、私が何かで読んだ記事によると送検時に本来は数人
まとめて護送車に乗せていくんだけど、その時はなんだか社会的に有名
な稲垣吾郎が自分がしたことがどれほどだったのかを示すために
社会的制裁として、わざわざカメラマンが待ち構える中を単独護送して
フラッシュを浴びさせるっていう護送パターンになるだろうって。
それだけ多くになれば威圧感があるものだし、精神的に影響があるもの
だと言うこと。

何の罪も無く傷ついている人を撮る事。なんだかそれって更に心の中を
傷つける武器にもなると思う私は過剰反応しすぎなのかなぁ。。。


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