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気にしないで



いつもと同じ駅で待ち合わせ。

天気が、どんよりしてたせいもあるけど

すっかり秋っぽい空気になった気がする。

いつものように、時間通りに圭とおちあって

何回か行った事のある、イタリアンのお店へ。



このお店は、お昼どきでもわりとくつろげる。

食後に、お店を移動しなくてもデザートまで食べれるし。(笑)

昨日は、パスタではなくてピザって気分だったので

シーフードピザを注文した。

あとは…やっぱりグラスワイン。



食事が終わって、デザートを頼んでから

持ってきたワインを、圭に渡す。


『お口に合うかわからないけど…

 どんなのが好みかよくわからないから

 飲みやすいものを選んできた。(笑)』



『ありがと。

 特に好みってないんだけどな。何でも飲めるしさ。

 てか、それほどワインに詳しいわけでもないから。』



『私もそうだなー。飲めれば何でもいい。

 でも、ちょっと苦手ってものもあるけどねぇ。』



『のあちゃんに苦手な酒なんてあるんだ。(爆)』


『あるよ…。一応は…。少ないけど。( ̄ー ̄; 』


『一緒に飲みたかったのに。(笑)』


『あはは。奥さんと飲んで下さい。(笑)』


『のあちゃんさ、俺がどういう意味で言ってるか

 わかってて答えてるんでしょ?(笑)

 深読みする人だもんね。』



『 ……。(図星…。)

 でも、圭もわかってて聞いてるんでしょ?』



『うん。はぐらかされてるなーと思って

 わざと聞いてる。(笑)』



『あはは。わざとなのか…。( ̄ー ̄;

 失礼な事してるよね…ごめんね…。』



『別に、失礼なんて思ってないから

 気にしないでいいよ。(笑)

 俺は、言いたい事を言ってるだけだし。

 嫌だと思ってたら、誘ったりしないから。』



『そっか…。』


『前にも言ったかもしれないけどさ

 俺、何かあっても無くても、付き合いは変わらないなぁ。

 ランチしたり、飲みに行きたいと思えば誘うし。

 思わなくなったら誘わないけど。(笑)』



『うん。』


『無理矢理、押し倒そうとか思ってるわけじゃないからさぁ。





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 ごめんね。(笑)』


『うん。わかった。(笑)』



私が気にしないように、言葉を選んでくれてるのかもとか思う。

気を遣ってくれてるのかもな…とも。

そう感じながらも、圭の『気にしないでいいよ。』の言葉に

どっぷり甘えちゃう。

圭の言ってる事は、素直に受け止めちゃうから…。

自分に都合良く、受け止めてるなぁと思うんだけど。

圭の気遣いを、私は踏みにじってるよなぁ…とか思ったり。

無神経だよね…とか思ったり…。



でも、なんか圭の『好き』って言葉も

はぐらかし気味に言ってる感じがするっていうか

本気?とか思う。(笑)

そこは、あんまり素直に受け止めてないんだなー。

それほど、重さを感じないというか

強引さ(?)みたいなものを全く感じないからなぁ…。

もしも、そんな感じだったら

会わない方がいいのかなー?とか思うんだけど。

って、やっぱり結局私は

自分に都合の良い解釈してるだけなのかなぁ…。( ̄ー ̄;



2004年09月25日(土)

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