私という人間
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この日私が世界で一番好きだった人が居なくなった。 私がまだ7歳の頃だった。死の意味さえ解らずに ただ、箱の中に横たわった おばあちゃんの顔が綺麗に 化粧されて、いつもより若く見えた事だけ覚えている。 死という意味を理解できたのは、それから数年たってからで その時にきちんとおばあちゃんとさよならできなかった事を後悔した。 今でも、実家に帰るとおばあちゃんが居るような気がしてならない。 仏壇の前で笑ってるおばあちゃんの写真は動く事も歳を取る事も無い。 ただ笑顔でずっとこっちをまっすぐ見ている。
私
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