私という人間
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楽しい記憶は 日々薄れて逝く 悲しい記憶は 日々胸の奥への傷となる
あなたとキスをした夜は 楽しくて優しくて悲しい記憶
楽しかった記憶は 薄れ 苦しかった記憶は 大きなカサブタとなった
一度だけのベットの中の出来事は 悲しくて苦しくて忘れたい記憶
少し安心した気持ちは 今はただの後悔 悲しい苦しい気持ちは 今日も私を犯す
大きなカサブタは少しの記憶で開きだす そこから流れ出す血をただ呆然と見つめ
消毒するコトも 完治するまでほっとくコトも 自分では出来ない ただ固まるまで眺め 冷静になった時 掻き毟った傷を眺め また大きなカサブタへと 変っていく 自分の手で開いた傷を悔やみ また大きくなっていく心の傷
私
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