管理人の独り言
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2002年09月20日(金) 一歩

たまに、自分がいろんなものから逃げている気がする。
大学生活を振り返ると、いろんな事に挑戦しようとして今まで入ったことがない場所を選ぶが、
そこで自分というものを出せずにその場所で自分を隠してしまう。

この20年間に自分の中で大きな転機があったと思っていた。
それはこれからの人生でもっとも大きな転機だと思っていた。
しかし、それは最近違ったように思うことがある。まだ小さかったのだ。
昔から私は何事にも消極的で、困難な道を選ぶことは一切なかった。
少しでも自信がなくなると、自分を隠し、相手の影に隠れる。
そして、周りと同じだと自分自身に言い聞かす。でも実際は違う。
それは、はっきりいうと「逃げ」である。
失敗することが怖かったんだと思う。

でも、渡米してから結構考え方が変わったと思う。
自分でしたいことをして、思ったことを言う。
そのことが大事だと思い出した。
それが個性なのかもしれないっと思った。

高校に入る前に日本に帰ってきて、日本にいたときの友達と会った。
その時は自分が前と考え方が結構変わってると実感した。
しかし、その時は本当の一歩ではなかった。
「何もない」ところから自分が出せるだろう「場所」に入っただけであり
そこで自分を出す勇気、そう「一歩」がなかった。
その「場所」にいることにより、自分が変わったと
自分自身に言い聞かせていたんだと思う。

しかし自分としては、その「一歩」を踏み出したい気持ちがつねにある。
あるが、その「一歩」を踏み出せないでいる。
おそらく自分に対して自信がないからだと思う。
ないから回りの目を気にしてしまう。

その「一歩」を踏み出せている人はカッコいい。
これからずっと何でも乗り越えていけそうに見える。
高校の頃から今まで、その「一歩」を踏み出せている人達が回りに大勢いた。
そのカッコいい人達を見てきて私は惹かれてた。その「一歩」が羨ましかったのだ。
そして今、その「一歩」を踏み出せてない自分が妙に情けない。
自分で何が足りないのかもわかっている。やまほどある。
それは、努力しないと得られない物なのに努力しない自分がさらに情けない。
そのせいで、「一歩」を踏み出せないでいる。
なんとなく、その「一歩」でいろんな事が変わる気がする。
なんとかしないといけない。大学生活は短いのだ。
すでに、「場所」が用意されているのに・・・
それを、今日ほど実感したことはない。


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