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袋小路の女。
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よそ様のネタで申し訳ないですが。

http://guideline.livedoor.biz/archives/50954081.html

↑をやってみた。
個人的には7が好きだ(笑)
あ、注意書きをよく読んでからやってくださいね。
これで社会的立場を失っても日置は責を負いませんので。

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袋小路の男/絲山秋子

淡々といい本です。

「袋小路の男」「小田切孝の言い分」
この二作は連作。こういう関係もいいな、と思う。
けど。
実際、堪らない、かもしれない。
見つめ続けて最愛の友達でいることを選ぶって。
18年は長すぎる。
ましてや彼らのように上手くいくケースは稀だと思う。
日向子が自棄になって別の男と付き合って中絶したり、最終的には孝に迫って拒否された瞬間に関係が終わってもおかしくはないわけで。普通なら終わらせてるだろうし。
恋愛とも言えない、ましてや結婚なんかない。
高校の先輩と後輩。触れ合うこともない。
彼のバイト先のバーではカウンタの中と外。近所に引っ越してもただの近所、常に一定の距離がなければならない関係。
彼女は穏やかな気持ちだと言うけれど、どうなの?
でも。
追い詰めてしまった人間は、彼らのような関係でも続けたかったと思ってしまう部分もあって。
複雑なのです。

「アーリオ オーリオ」
叔父と姪の話。ほのぼの。でもどこか切な目。
哲には幸せになってほしい。(元カノと上手くいくといい!)
美由が返事を出さなかった哲のことを誤解しないでいてくれるといいな。
それで高校受験が終わったらまた星を見に行って欲しいと思います。

そんな、淡々といい本です。
個人的に哲の手紙の文体で泣いてしまった。心当たりがあるらしい(^^;


2007年08月27日(月)