脳内会議。

2004年02月07日(土) 贈る言葉

ネット恋愛ってどうなんだろう・・・。
日記を読んだだけでその人のことを好きになったりって、あるんだろうか。現に、あったとしても・・・その始まりは自分の想像からなんだよね。
「この人の文章が好き」とか「この人の考え方が好き」
そういうのはいくらでもあると思う。
けど、大抵の人がそこから恋心に発展はしない。
それは、現実を生きているからだと思う。

日記って、その人の考えや真意が物凄く出るものかもしれないし、その反対で、全部嘘偽りの可能性だってある。
でも、人間って中身だけじゃない。もちろん中身だって重要だけれど。
自分の真意はなかなか人には伝わらないものだ。
私も、本当にそう思う。
話をしていても自分の言いたいことが相手に伝わらない時だってある、というか、そういう時のほうが多いんじゃないかとすら思う。
話がずれたから戻すけれど、
人間は他人と関わりあって生きていくもの。回りがあって、その人がある。
その人が周りと関わって、自分もその人に関わるから、その人なりのコミュニケーションや、人間像が自分の中に入っていくんだと思う。

それがわかっているから、相手の主観だけしか読み取れない日記からは恋は生まれない。
でも、実際に恋をしてしまったと自分が思ったなら、
それは恋なんだろうな。
幻想だとか妄想だとか人から非難されても、好きだと言い続けられるのはなんでなんだろう。
もう一度、ゆっくり考えれば少し、変わるんじゃないかなと思う。
まず、相手(だけじゃなく自分の周りとも)と関わることを恐れていたんじゃダメだ。
日記を読むと、その人の心の中まで全部見えるような気がするから安心するのかもしれないけれど、人間って心の中だけじゃないはずだから。

誰にだって見えない部分や作っている部分はあるんだよね。
きっと。

******

何度も聞いたり、歌っていたりしたのに、
本当に名曲と感じたのは初めてでした。
弱っている時は歌の力ってすごいなぁ。



暮れなずむ町の 光と影の中
去りゆくあなたへ 贈る言葉
悲しみこらえて 微笑むよりも
涙かれるまで 泣くほうがいい
人は悲しみが 多いほど
人には優しく できるのだから
さよならだけでは さびしすぎるから
愛するあなたへ 贈る言葉

夕暮れの風に 途切れたけれど
終わりまで聞いて 贈る言葉
信じられぬと 嘆くよりも
人を信じて 傷つくほうがいい
求めないで 優しさなんか
臆病者の 言いわけだから
はじめて愛した あなたのために
飾りもつけずに 贈る言葉

これから始まる 暮らしの中で
だれかがあなたを 愛するでしょう
だけど 私ほど あなたのことを
深く愛した ヤツはいない
遠ざかる影が 人込みに消えた
もう届かない 贈る言葉
もう届かない 贈る言葉


     


サナ [MAIL]

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