雑記00000イワ¥タク


読書という習慣


え〜私には、読書という習慣が皆無だったわけですが、職業がら最近よく本を読みます。

年が明けてから、環境問題と生態系の本、動物の生態と地球環境の本、森林生態学の本と、まぁ知識の引き出しを増やすべく(偏ってますが・・・)いろいろと読んでみるわけですよ。最近になって、大学のときにもっと一生懸命勉強しておけばよかったなぁと思ってます。いやはや・・・

ところで、最近の僕の興味はもっぱら遺伝子の話に向かっています。学校の先生が言ったことに感化されて勉強をしていくのはよくあると思うのですが、実は恥ずかしながら、私は自分でDNAの授業をするまで、DNAの知識は皆無だったわけでして、独学でいろいろと勉強していくうちに、いろいろと興味が沸いてきたわけですね。つまり、自分の授業から興味をそそられてお勉強を始めたわけです。

さしあたって、ヒトゲノムのことと、遺伝子組み換え問題の本を先日書店で購入しまして、今日ヒトゲノムの本を一通り読み終わりました。

購入してからしまったと思ったのですが、実は3年前に出版された本なんですよね・・・でも、非常に勉強になりました。この本に書いてある「数年後には、こんな技術が・・・」なんてことがもう現実になっていたりすると思うと、衝撃を受けます。

ヒトゲノムは、いろんな国が共同でヒトの遺伝子の全DNAを読むっていう壮大なプロジェクトでして、30億ものヌクレオチドが結合したこのDNAの塩基配列を解読していくわけです。その方法だとか、民間企業が営利目的に参入したりだとか、解読が終わったので、今度はDNAの中に存在する遺伝子がどんなものなのかとか、そういった技術で何ができるようになっていくのかとか、クローンのこととか、ES細胞のこととか、非常に興味深かったです。

DNAってのは、その生き物の設計図なんですが、人類間のDNAの違いはわずか0.1%らしいです。そう、僕とあなたのDNAは0.1%しか違わないらしいんですよ。さらにおさるさんと人間は1%の違いしか違わなくてあとの99%は共通らしいです。おさるさんに限らす、大腸菌から鯨まで、多くの生物は同じDNAをもっているらしいんです。

そこで、遺伝子組み換えやら何やらができるらしいんです。いやはやすごいですね。ヒトゲノムの情報と遺伝子組み換えの技術で、豚の内臓を人間に移植することも可能らしいですよ。あと、羊に人間が必要なホルモンやら酵素を合成させてミルクから取り出したり・・・もう完璧にSFの世界の話ですが、それが今の現実らしいんですよ。

しかし、まだまだ発展途上の段階なので、いろいろな問題もあるみたいですが、あと、人間が生物をどこまでいじっていいのかという、倫理的な問題もいろいろと。。。。

なんにしても、非常にいい勉強になりました。明日からは、遺伝子生物学、遺伝子工学の影の部分「遺伝子組み換えの諸問題」についての本を読んでいこうと思います。

あぁ〜大学の時にもっと勉強しておいたらよかった・・・

2005年02月16日(水)

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