こ こ ろ も ち 。

2003年07月05日(土) 似顔絵捜査官

(大好きな日記作者さんの日記を拝読し、思い出した事アリ。で
今日の この文となりました。)

だ〜〜いぶん昔の話です、16才くらいの頃。
姉と二人で夜道、本屋に行った帰りに 
車に乗った人に道を訪ねられ、答えようと思ったら幅寄せされて
前に進めなくなりました。
(後で思えば、道を聞くフリだったんだね〜)

車道側にいた私。腕を掴まれました。
「やめてよ」
と言ったのだけど相手はニヤニヤ笑ったり、揶揄しています。

それで初めて、恐怖を覚えた私はあまりにも世間知らずの子供でした。

運よく、自宅のすぐ近くだったので 植え込みに逃げて自分ちに走り込み、
すぐ親に言い、110番。
親が窓から外を見たら くだんの車は停車し、こちらをうかがっていたもよう。
パトカーが何台もやってきました、「どんな車ですか、人相は」
などなど聞かれ。
説明するより描くほうが速い私は、広告のウラかなんかに
車の絵と人相描き(笑) を描いて説明したんでした。


ちいさな田舎町です。
すぐ、「怪しい車が捕まった」との知らせがきました。

私と姉はパトカーのお迎えで警察署へ。
まるでドラマの中のように、写真を見せられ
「あっ、この人!」。


数日後
刑事さんから連絡が。
「今日、例の奴が お宅に謝りにゆくと言ってます。
お父さん、何発か殴ってもいいですからね」

こんな刑事さんってイイネ。
更にびっくりした事は 警察署から
「うちに就職しませんか」と打診が来たこと。
『似顔絵捜査官』だって。

公務員試験とか、必要なんだよねぇ?・・。
曾祖父(明治時代のひと) が警視の人間だったので、そういう話が上がってしまったらしい。

私が一番キライな縁故ってヤツなのでお断りしましたが、
ひょっとしたら 私のお絵描きが役立つのであれば
そういう仕事の選択もありだったのかな、なぁんて今は思うことも。












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なす子

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