2003年07月20日(日) |
優大ちゃんベア製作記・3 |
予感は適中! 今回のモヘアは モヘアの「からみ」が良く出来ていて 縫いしろ部分の余分な毛の処理が たぁいへん(大変)。 同じモヘアを注文しても、その年の出来具合いで 随分違ったものになるのは、hpの「素材について」にも挙げてあるところ。
そう、今年産(?)は、カール処理がいくぶん強かったようです。
いつもの手順は 縫ってから 「縫いしろ部分のモヘアを引き出す」んだけど、 毛足が深め且つ、強いカールであり、さらに「クラッシュタイプ」といって まっすぐなモヘアと カール処理したモヘアが複雑にからんでいるもの。
規則正しいウェーブなら 毛足が2センチ以上あっても 引き出すのは そんなに難しい事じゃないんだ。 目打ちで 少しずつすぅっっとすくってあげればいい。 けど このモヘア、「からみ」が強くコシがある。 目打ちで引き出そうとしてもからんでしまって・・。 だからこそ つぶれにくくて、質感がとっても豪華なの!
よし。 こうなったら、根気で進めるしかないぞ。 縫いしろギリギリのところまで、ほんの2〜3本ずつの毛を ちまちまちまちま、カット、ひたすらカット。
何故こんなことをするかって? それはね、縫いしろの余分な毛が 縫い目から表に出ていると まるで「毛の冊」のような束が縫い目に添って出来てしまうから。 ここに縫い目がありますよと言っているようなものです。
「下ごしらえ」 が美しく済ませてあると 縫い目のミシンが浮く(ゆるくなる) 心配も激減、 仕上がりに格段の差が出ます。 量産とは違うよという、 自分へのメッセージでもあるんです。
そう、自己満足の世界が多分にあるんだなぁ。
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