こ こ ろ も ち 。

2003年09月28日(日) 自分を思い出した日 (バイクネタです)

そうそうそう、この感じ!
だんだんハイになってくる。

恐かったバンク(斜面) が、味方になる瞬間。
考えるより先に 体がバイクを倒す、
リアタイヤはザッと滑り煙が上がっている感覚。
↑多分カッコイイ煙は上がってませ〜ん

ターン完了、その先のジャンプめがけ
3速に入れてアクセルを・・・全開、できないけど(^^;
せめて8分開くらい、あははっ。

おっと 飛ぶ事ばかり考えてると
その先のS字が、曲がり切れないんだぁ〜〜


   ・・・・・・

こんな気持ち、こんな自分、忘れてた。
ほとんど 諦めてた。
こんな楽しい日が また来るってこと。
病気に呑まれていたここ数年の自分も、
無意味じゃなかった、って思える。



走り走るうちに 五感が研がれて。
そしてハイになってゆく。
立ち木などの危険回避や地形を読んでライン(マシンを進める道のこと)
の見極め、選択、あらゆる状況判断。

私のマシンは小さいので
露出した木の根っこに リアタイヤが引っ掛かってしまう。
よいしょよいしょ、マシンをちょっと引き戻して
クラッチを思いっきりポンっと繋ぎ、
前方にバイクを放り出す! !

ついでに私も 深いワダチから放り出る (笑)
泥が口の中、背中にも入る。
汗でゴ−グルも曇る。
あははははっ
脱出成功! !

ちいちゃい私がドロにはまっていると、見ず知らずの方も
助け出してくれようとする。
有り難いことです。
でも、いつも
「いい!  いーんです」
と、お断りしている。
本当に誰も居ない状況になった時にも、自分で何とかしたいから。
今 この瞬間はね、もっと辛い時が来た時のための練習なんだ・・
そして失敗は自分でシリを拭かないと。


友人は言う、
「なす子 助けると怒るんだもんなぁ」


 < 前の日  INDEX  次の日 >


なす子

My追加