こ こ ろ も ち 。

2003年12月12日(金) プツン

ちょっと前に、あった出来事。
医者に 言われた、

「何 二人目 だめだって?」

え。
なんでアンタがそれ言うの。
内科医なのに、なんで知ってんの。





私、悪いクセだと思うんだけど 人(たまたま隣り合わせたりした、
見ず知らずの人ね) と話をするとき無意識に心が身構えている。

「二人目は?」
「まだできないの?」
「一人っ子は可哀相」

といった言葉をホントによく言われるんだ、
それに対し過剰反応しないように
あらかじめ「覚悟」を持っていないと、
あははっと笑って やり過ごすのが難しい。


「いわれなくたって・・分かってる」
この本音を言葉にしちゃうと
カドが立つのが、日本のバアチャン達だ。


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冒頭に書いた件を内科医に言われた時は
いつもの「心の準備」が出来ていなかったので
ズキンと慌てた。

え、えと

「子宮後屈だってな」

あ・・・・・?
あの、えと 先生によって所見が違うようです
○○先生は、後屈じゃないって言って・・

「内診の時は(臓器が)動くからね。でもCTで見ると後屈だな。
ま、いいじゃない ひとりでも」



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先の癌騒ぎの時に、掛かり付けの婦人科に行った訳だけど
そこから この内科医の所に色々と報告が行ったらしい。
仕方ないか、紹介状持って行ってるんだから
私の前歴があからさまになるのも・・

その日は心をガンガン鳴らしながらも、帰宅した。
子なすも一緒だったし、しっかりしなければと。

医師の言葉を思い出しそうになり、その度に緊張の糸が
はり巡らされるのがわかる。
忘れろ、忘れろ・・こんな状態で子育てはできない・・

そして数日が過ぎた。
内科医の言葉も このまま行けば、忘れられそうだった。



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今日

子なすが 突然

「あー、はやくおウチにも かわいい赤ちゃん来ないかな−」


どくん、一瞬固まった。
プツン、緊張が切れた。

ここ数日 ぎちぎちと巻き付くのを我慢していた 緊張の痛い糸。
切れた。
どどっと涙がでた。
出ちゃった。

子なすは焦っていた・・・。


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なす子

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