ピーテル・ブリューゲルは
ちょっと
とっつきにくかった。
いや、もっと だ
例えば「ブリューゲル展チケットをあげるよ」
と言われても「ううむ・・いいです」と断ってしまいそうな。
シュールで
皮肉屋で
悲しい予感がする。
とある本を読むうち
イメージが 変わった、
皮肉の その前に
温かい目があるような
本当の 澄んだ目(まなこ) には
違う色かたちで 映るであろう世界。
だが 俗な目を持つアナタには
こんなふうに見えるんじゃないのかい?
と 突き付けられているような。
突き付けられて ギクッとするから
じっくり見るのが辛かったのかも。
本当の自分を 突き付けられていたから
目を背けたくなっちゃったのかもね。
もう一度 読もう、この本を。
もう一度 見に行こう、ブリューゲルを。
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