こ こ ろ も ち 。

2004年06月16日(水) 手を合わせて「いただきます」の意味

先日の話。

「カニ」を頂いた。毛ガニである。
生き姿のままのものを食す、
こんな機会が減っている昨今。
ニンゲンってつくづく雑食だなぁと他人事のように思った。

茹でた。
自分はこの残酷な行為をふんで
今日のお腹を満たすのだ。
殺して、ウマイウマイと言いながら食べるのか・・
少し後ろめたい。

でもそんなのは綺麗ごと、
食べなきゃこっちがくたばっちまう。
ゆで上がったカニをデンと皿に盛り
さて頂こうか。
手を合わせて「いただきマース」。


いつも「いただきます」は言うけれど
手を合わせるのはしなくなっていた。いつからか。

でもね 今日は
手を合わせなくちゃと思ったんだ。
私達家族は、アナタの命を頂きます。
しかも文字どおり しゃぶりつくして食べるでしょう。

アナタの命の分は、しっかり生きるからね。
ってカニに伝えたかった。


やっぱ

食べ物をお腹に納める時は
謹みの気持ちを忘れちゃだめだなぁ
無駄に残したりしちゃだめだなぁ
と思った晩でした。


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なす子

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