ドイツ製のガラスの目が到着です。真っ白なテディベアのヘッドが、「待ってました」。ベアの鼻、息を詰めて刺繍する間も私はニマニマと笑ってたような気がします。素材を思い浮かべるだけで背筋が固くこわばってしまった、夏。曇りを帯びて使い手を待っていた針は今つやつやと光り狙った位置に ぷすりと音を立てて(ほんとうに音がします) 刺さります。手、震えなくなった。ベビーと少女の中間みたいな、女の子ベアのヘッドが出来ました。流れていた曲は、シュトラウスのポルカでした。