日記でもなく、手紙でもなく
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某オールディーズ・ファンの掲示板に、池袋パルコにある山野楽器が閉店になるという投稿が出て、さらにそれについて、残念!というようなレスが付けられていた。 毎週一度は覗いてみているCD店だけに、しかも、先週行った折にも、閉店などという表示も見なかったし...
この店のポピュラー系輸入盤の品揃えというのは、大型外資系CD店と比べても、一味も二味も違うところがあって、なかなか面白かったのに、閉店の話が事実だとすると本当に残念だ。 ちなみに、山野楽器のサイトを見に行ったら、福岡イムズ店が2003年1月19日をもって閉店するということは出ているが、まだ池袋パルコ店閉店の案内は掲出されていなかった。 12/26から閉店セールを行う、という話も当然まだ出ていなかった。
急に決まった話なのだろうか?
もともと、池袋の輸入盤の品揃えの面白さというのは、オン・ステージ・ヤマノという、輸入盤だけを扱っていた店の面白さがベースになっている。パルコの中の僅かなスペースに、かなりの点数を押し込み、独自の分類がなされていたことを、今でも記憶している。 LPの時代からCDになって、このオン・ステージ・ヤマノを、1〜2ヶ月に1回は覗いて見ることになった。 それだけ、小さいスペースでアイテム数が置けるようになったということがある。
当時、パルコ内に国内盤を扱う山野楽器が別にあり、その後、クラシック輸入盤の別の店などもできたと思っていたら、大改装後これら3店が一緒になって、現在の池袋山野楽器になっている。
たぶん、大きく広くなってしまって、スペース効率が悪くなってしまったところもあるのだろう。しかし、だからと言って昔のような小店舗に一部戻したとしても、CDを買う人も減っていたり、あるいはネット販売のほうに客が流れていたりして、なかなか売上も上がらないようになってきた感じがしないでもない。
品揃えの特徴として、輸入の60年〜70年代を中心にしたヒット曲のコーナーや、イージーリスニング、セット/Box商品、ラウンジ系、かつてのエレキギターによるインストもの、ソフト・ロック系ヴォーカル・グループなど、独自のカテゴリー設定と、そのセレクションがされていて、見ているだけでも面白かった。 こういう店が本当に今少なくなってきているだけに、閉店してしまうとなると、本当に惜しい気がしてくる。
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