日記でもなく、手紙でもなく
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先週の土曜日、東京駅の丸の内北口を出て(地下鉄丸の内線へ乗り換える階段の少し手前から見ると)やや左手の道路脇に、どういうわけか怪しくペイントされたかなり大きい牛の置物が放置されている。なんでこんなところに、こんな牛が置いてあるのか、理解に苦しんでいた。 ある美術系のネット上の掲示板を見ていたら、「カウ・パレード東京」という、道路などの公共スペースを用いた<アート・イベント>がこの丸の内エリアで展開されているとのこと。 64頭というか、64体というか、それだけの数のペイントされた牛(Cow)の置物が、そのエリアのあちこちに置かれている(装ったパレード状態にある)。そういうことで、このような名前のイベントになっているようだ。 既に、世界のあちこちで行われていることも、下のURLで示したサイトに記載されている。
http://cowmarunouchi.jp/index.html
全部見るのは結構疲れそうな感じだが、丸の内北口のそばで見つけたのは、その第63番目の牛だった。(そこそこ名前の知られた人によって、ペイントされている牛もいるようだ。) しかし、一体だけの牛を見て、そのようなことに思い至るような人は、さぞ少ないことだろうと思ってしまう。やはり、ところどころに(例えばこの東京駅丸の内北口に置かれた牛の側などには、ぜひぜひ)、カウパレード(東京)そのものの簡単な説明が欲しかったと思う。 東京駅から地下鉄に乗ってしまう人の中にも、こんなことをやってるのなら、他にも見ておこうかという人が、結構いそうな気がしないでもない。 期間終了後、これらの「牛」の置物はオークションにかけられ、その収益はチャリティーとして慈善団体に寄付されることになっているらしい。 日本では、ちょっと珍しいというか、アジアでは日本で初めて開催されたイベント。
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