☆言えない罠んにも☆
モクジックス
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図書館がしまった後、某研究科図書室でお勉強していたぼくと連れは、 再度閉室時間で締め出され、こんな会話をしながらとぼとぼ歩いていた。 「一日中座ってやってたから足おかしくなってる。」 「ぼくとか、もう一年ほど運動不足だよ。足どころか脳まで萎縮してる。」 「それはない。飛びすぎ。」 「歩くか。」 てなかんじで、20分ほどかかる駅まで歩くことになった。 しかし、悲しいかな、こんなときでも最短ルートを目指してしまう。 効率至上主義の宿命。 運動場を突っ切って、辿り着いた門は、すでにロックされていた。 ご丁寧に南京錠までかけてあるのが心憎い。(←使用法まちがい) だが、迂回せず、塀を乗り越える方を瞬時に選択する。 こういう労力は厭わない。 まず、柵のあいだから、バッグを向こう側に押しやり、ぼくはサイドの 地面が高くなったところから塀の上に上る。 「『こんなの楽勝だわ』って?」 「なにいってんの?ぼく、体力ない文化系よ?」 連れは、柵をよじ登っている。 ぼくも柵のところまで回ろうかとも思ったが、塀の高さは2メートルちょっと。 とべるな。 てことで、一気にジャンプ。 着地したはいいが、予想以上に自分の体重が重かった。(><)キャー ああ、かっこわるい着地。支えきれず、ひざついちゃった。 摺ったかな?微妙なズキズキ感。 連れは慎重に確実に柵をまたいで降りてきた。 そのくせ「足痛ぃいぃぃぃい!」とか言いつつ唸っている。 柵に上るときに打ったらしい。 「大丈夫?」とか言うが、相当痛がっている。 なんだか、ぼくがそそのかして無理をさせた気分になってきて、 無性にかわいそうになってきた。 だから自分の左ひざがズキズキすることは黙っていた。 「年寄りの冷や水」という言葉が浮かんでしまったことも黙っていた。 そしたらうっかり笑いそうになった。 お散歩は快適だった。
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