☆言えない罠んにも☆
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2005年03月21日(月) シュリ・コレ

ご近所(?)のお友達をぼくのうちに呼んで、蔵書交換会をした。
お昼過ぎ、少し遅れて到着したお友達の秘蔵コレクションから、
ぼくはお人形の写真集を見せてもらっていた。
そしたらパスタを茹ですぎた。
人形達はぼくに目をそらさないで、なんて思ってるわけないのに、
ぼくはなんとなく、途中でそれを閉じれなかった。

そうゆうわけで、僕のパスタの出来は、完全ってわけにはいかなかったけど、
唐辛子を効かせたソースがお友達が途中で買ってきてくれた天然酵母のパンと良く合って
明るい陽差しの中(僕の部屋は日当たりがすごくいい)、
ぼくたちは「幸福な」と形容され得べき昼食を摂った。

「きたのじゅんこの絵にすこし似てるわ。」
以前、一緒に言った美術展で、淡い油絵を指してそういったお友達は、
きたのじゅんこの絵画集も持ってきてくれていた。

色鉛筆の、淡くても繊細で緻密なタッチ、厳選された色使い。
そこに浮かび上がるのは、どれも、少し不安げで儚い表情をした人物。
絵画集は三冊あって、ところどころ、キュートだったり、エレガントだったり、
切なかったり、微笑ましかったり、ゴージャスだったり、清冽だったりするけれど、
どのページも、ゆるぎなく、ファンタジックだ。

完璧に、美しい、世界。
ぼくは、それが、とても心地いい。

力強さ、華麗さ、多彩さ、個性、オリジナリティ。
ほんとうはきっと、そういうのを抱えて、活き活きと活動するべきなのかもしれないけれど、

今ちょっと、ひ弱になってる僕は、そーゆーのから逃れて、
もう少し、ここで休んでいたい。


現実の僕達も、テーブルにお茶が並ぶ頃には、話題も、日比谷のタイ料理レストラン
の話になったり、血液と酸素の話になったりしていって、

コーヒーが入って、オレンジパイが焼けた頃には、完全に
(お友達はアップルパイが嫌いらしい。。。ヨカッタ、オレンジにして)

耽美の世界からははなれていくのだけれど、

パイが半分になって、お友達が作ってきてくれたシナモンクッキーと
ホワイトデーの貢物のマリアージュドファレルのチョコレートケーキに
手が伸びなくなる頃には、
別の意味での「好み」とか「センス」とかいう話になって、
ぼくたちはつい熱っぽくはしゃいでしまった。

夕暮れはいつの間にか過ぎていて、ぼくは部屋の照明を灯して、
お友達がお夕飯に間に合うようにと、見送った。
自転車の荷物かごに大量の本とお土産の柑橘類を積んで、
お友達は、暖かくなったけれどまだ春寒い夕闇の街を帰っていった。

ぼくは道端から、誰もいないお部屋に戻る。

すこし寂しくなるけれど、今日のぼくは平気なんだ。
なんでって?
そりゃあ。

今日の主旨である物々交換で、僕の周りは面白そうなマンガで一杯なんだから。

イエス、ウイ、アー、コミックsラバーズ☆


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