☆言えない罠んにも☆
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2005年07月19日(火) デマカセで任せてっ!

保健センターで、サークルの後輩とばったり遭遇した。
遭遇っつーか、薬局で順番待ちが前後(前:後輩、後:ぼく)
だったので、結構な時間顔を合わせていたことになる。
そんなときに限って、混んでて予想以上に長時間その状態が続く。
んなもんで、「いかがなさったの?」「お大事にね。」
という会話ではすまなくなり、「ナオンさんはどうしたんすか?」「ええ、ちょっと持病
で。」「持病って何っすか。」って文脈に自然となってしまう。

断っておくが、その子は後輩の中でもわりと仲のいい部類の子で、
ぼくが忌憚なく話せる数少ない後輩でもある。つい2日前にも会ってる。
しかも、ぼくのほうからは「どしたの?」って聞いて、それに答えてもらってる
わけだから、この質問を予想しないほうが不自然だ。
だから、一瞬の躊躇もなく、答える。

「あのね、鼓膜が内側に入ってしまって、自分の声が反響するの。」


あーあ。嘘ついちゃった。

耳鼻科に行ったのは先々週の金曜じゃん。
もう治ってるし。そもそも一過性の症状だったし。
もらった抗生物質、まだ余ってるし。

てゆか、火曜って耳鼻科診察ないじゃん、って言ってから気づいて、
そんで、会計のとこにはばーんって各科の診療時間貼ってあるのにも気づいて、
くらくらしつつ、こっそりミスディレとかしてその表に
後輩の視線行かないようにしたい衝動に駆られたけども、まー、そこまでしちゃうと、
悪意があって騙したっぽくなるから、後は野となれ山となれ、
ぼくの信用度よ、失墜するならしてしまえ、てかんじで黙ってやりすごしといた。

なんか、べつに隠すような病気でもないのに、なに嘘ついてんだろ?
とかすげー反省して、っていうか、もうこーゆー適当な嘘つくの
癖になってんな、とか振り返って気づいて、どんより。
なにが怖くて嘘ついてんだかよくわかんないし、嘘ばれて信頼失って
友達へる方がよっぽどダメージでかいのにね。なにしてんだオレ。

てことで、白状すると、背景ガッチリ作ってあるホラーって実は
すっごい駄目っす。まだ抽象的にホラーなほうが、マシ?なくらい。
あとで思い出して、泣きそうになるっす。セットとか衣装とかわスキだけど。


(ってこと、言わなきゃ嘘だって気付かれないわけだけども、ね、
 そいじゃあ、いつまでたっても癖抜けないから。ここ反省の場だから。
 ってことにしといてよ。)


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