雑記

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2001年08月22日(水) 負けた話。

めちゃめちゃ負ける。気分が悪いくらい負ける。気持ちいいほど負ける。限られた時間を最大限にこの上ないほど有効的に効率よく利用したような富豪のような負け方をする。昨日一昨日の勝ちなんか問題にならない程度には負ける。例えばひとつの教室では入りきらない程度の夏目漱石氏が団体で逝ってしまわれるほど負ける。
先週見つけた、帰り途中のいかにもくそっぽい専門店だったが、閉店時には久しぶりに完全にてんぱった状態で店を出ることが出来た。なんていうか、ある程度の悟りを開きまた一歩次のステージに近づいた、というか。帰りは柄にもなくコンビニでポケット瓶を買ってふらふらしながら遠くない道のりを歩いて帰る。ああ、こんなに蝉の声が聞こえてたんだ・・・。

負ける、とは言うが少し前までは違っていた。収支がマイナスになる=負けると限った訳でもない時は確かにあった。負けても熱い瞬間があれば楽しかったし、同様にただレバー叩いてボタン押すだけで何千枚出ても楽しくないときはあった。今日は、また柄にもなく普段打たない新しい台なんかで粘ってみたりして大負けしてしまった。得られるものは何もなかったし、リール制御を2の次にしてしまう最近のメーカーのポリシーというものにウンザリしたくらいで。多くのニューパル、コンドル世代がそうだったように僕もこの辺でそろそろおさらばかなとも考えている。せめて(収支じゃなくて)時間分くらいは楽しませてもらわないと。

あー。もういい。買い物しよう。大きく負けたけど僕はサラリーマンだ。心の隙間を埋める買い物をしてそれからお金のために働けばいいんだ。早く帰れるなら部屋の片付けでもやったほうがいいし。

・・・深夜チャットで熱くなってしまい飲みすぎる。


次郎吉 |MAILHomePage