ここに掲載されているテキストはフィクションです
DiaryINDEX|past|will
最終日。昼でもいいらしいんだけど、荷物まとめてチェックアウトする。飛行機が夕方で、昼飯の約束はあるんだが。で、でかい荷物と大人4人乗って3環外側あのあたりのマッサージ屋たくさんあるところへ。事前に電話して、そこそこ日本語通じて24時間やってるような、よくあるお店。足と全身たっぷり2時間100元はすごく安い方だと思う。日本人相手なら、つうことね。足は内蔵診てもらうのと治療の為に通わないとあんまり意味がないということはここ何年かで学んだことだが、たまに、でも行ってみてストレス解消になるのも確かなんですよ。足はともかく全身のほうは、終わった後あちこち凝ってたりしたのはS先輩も同じ様子だったらしい。今思えば、中国駐在中の多少の不摂生も足だけでも通ってりゃずいぶん違ってたんだろうなあとかまた思った。
いい時間に終わって、来るまで一昨日の晩のお店経由し、みんなで最期の昼はやっぱ北京の料理つうことで火鍋食うことに。老舗の東来順へ。僕とHとで(天津地元的に)いつもどおりに始めかけると、肉が先だ、違う種の肉は入れるな、それから野菜だ、といろいろ北京の人に指摘される。僕もすっかり天津の中でも更にお行儀の良くないやり方がすっかり身についちゃってるもんで終始大人しくしてる。今朝も白粥を少し食べただけなんだけど、食道炎の薬飲んでないのがもういっぱいいっぱいなのか、人並みに食えんしビールも。せっかく最期の火鍋なんだから香菜大盛りの麻酱で香り豊かなマトンの手切りの分厚いとこを白酒でやりかったのになあ。今回ばかりは、食欲はあるんだけどものが喉を通らない状態になってる。ああくそ無理にでも薬必要だったんだよ。
昼の明かり落とされるくらいまで飲み食いし店の前で解散。Hは空港バスで帰るのでタクシーに便乗。
お迎えだなんだで10度は着たことある北京T3、降りたのは一昨日初めてだったけど乗るのは今日初めて。Hと別れるときに泣くつもりはなかったが、今度こそ最期になるかも知れないと思うと、冗談ぽくても握手が出る。僕に着いてきてくれたのに、僕より生活は大変なのに、少しでもよくなればいいとここ1年間はいろいろ考えたりやってみたり、それよりずっと彼に助けられていたことの方が多く、それでも、今に及んでも次会うことを全く疑わず、まだ、まだ僕を信用するのは、それは彼が馬鹿だからと言えばそうなのかも知れないけれど、、、言わないといけないことが多すぎて、なんで?て思われても握手しかすることないじゃんよ。
帰りの羽田便も割と満席。狭いエコノミーの隣ではクソオヤジが靴脱いで足組んでやがって、なんかのビデオでずっと声出して笑ってていろいろいらいら。先輩の部屋ついてすぐ出直し、うるさくない和民だったけどやっぱこういう時はこういうのが一番落ち着くわ。遅いので今日はみんな先輩んとこで一泊。